lncRNA※1標的核酸医薬品の特許共同出願について

2026年8月3日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:伊佐早 禎則、以下、当社)は、株式会社 Veritas In Silico(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中村 慎吾、以下、VIS)と共同で核酸医薬品に関する物質特許(以下、本特許)の出願を行いましたので、お知らせいたします。
 本特許は、2025年7月3日付ニュースリリース「三菱ガス化学とVeritas In Silico、核酸医薬の創出および製造方法確立を目的とする共同研究契約締結のお知らせ」で報告した両社の共同研究の成果となるもので、がん細胞の増殖や浸潤、転移、治療抵抗性に関与するとの報告があるlncRNA H19を標的とした新たな医薬品の創出に関するものです。

 
【出願特許の概要】
  発明の名称        :核酸医薬とその使用
  出願番号         :特願2026-179989
  出願人       :三菱ガス化学株式会社、株式会社Veritas In Silico


 当社は、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「Grow UP 2026」の中で「事業ポートフォリオの強靭化」に向けた具体的施策である「イノベーションによる新しい価値の創造」を掲げ、“医・食”分野を特に注力するターゲット領域の1つと定めて様々な取り組みを進めております。その中で当社は核酸医薬を今後大きく成長が見込まれる医薬品市場ととらえ、2017年からVISへ資本参加するとともに、2025年より共同研究を開始しました。また当社は、医薬品開発加速への貢献を目的に、2025年10月に核酸医薬品原薬のCRDMO※2サービス「AXELPHEXTM」を立ち上げ、北海道システム・サイエンス株式会社と共同で展開推進しております。

 VISは、独自開発の創薬プラットフォームを活用したmRNA を標的とする低分子医薬品および核酸医薬品の創薬研究を推進しており、これまでに複数の核酸医薬品を含む物質特許を申請、取得しています。2026年には従来の創薬プラットフォームibVIS®に実装されていた複数の機能特化型AI(人工知能)を発展、機能強化したaibVISへ進化させ、さらに高速かつ高精度な医薬品構造探索を可能としております。本特許における発明は、aibVISを共同研究に活用した成果となる核酸医薬品です。

 両社は今後、本特許の権利化を進めるとともに、発明した医薬品の実用化を推進し、患者さまのQOL向上と医療への貢献を目指してまいります。 


※1 lncRNA::long non-coding RNA の略。タンパク質を作る情報を持たないRNAのうち、比較的長い塩基数を持つRNAのことで、細胞の中で遺伝子の働きの調節や、細胞の増殖や分化、がん化に関わることが知られています。近年、特定のlncRNAが疾患の発症や進行に関与することが明らかになり、創薬標的としても注目されています。
※2 CRDMO:Contract Research, Development, and Manufacturing Organization(医薬品研究開発製造受託機関)の略で、創薬の初期段階における研究、試験から、プロセス開発、製造に至るまでをシームレスに支援するサービス体制を提供します。


以 上

 
【ご参考】
・2025年7月3日付ニュースリリース:「三菱ガス化学とVeritas In Silico、核酸医薬の創出および製造方法確立を目的とする共同研究契約締結のお知らせ
・「AXELPHEXTM」特設サイトはこちら:https://axelphex.com/ja/
・株式会社Veritas In Silicoのコーポレートサイトはこちら:https://www.veritasinsilico.com/

お問い合わせ先

三菱ガス化学株式会社
総務人事部広報グループ
TEL:03-3283-5040

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